とうほくやさい便の定期便には毎月ニュースレター「月替わり通信」を同封しています。野菜の魅力をいろいろな角度からお伝えしながら、その月にお届けする野菜を使ったレシピも掲載しています。
ルッコラ
宮城県川崎町
ビターでスパイシー 何枚でも食べたいハーブ
ルッコラは、ハーブやスパイスの辞典などには必ずと言っていいほど登場する、野菜の中では薬草の方面にも顔が広い存在。一般的なハーブは少量で香りを楽しむことが多いですが、ルッコラの葉は単体で食べても美味しいですし、料理にたっぷり散らして出すこともでき、たくさん食べられるハーブなのです!
食べた後はすっきりと口の中をリセットしてくれて、健康を促進する栄養素もとても豊富なルッコラ。具体的には、組織や器官の構造を支え、傷の回復を助けるビタミンC、骨の形成や血液の健康に欠かせないビタミンK、視力や皮膚の健康を保つビタミンA、そして鉄分も含まれています 。
私たちが現代のように「ビタミンを摂らなくては」と意識するずっと前から、ルッコラの効能はいくつもの時代をまたぎ世界各国で重宝されてきました。 このように、ハーブのような高い栄養感と、野菜としての食べやすさを兼ね備えているのがルッコラの魅力です。
私たちがお店やレストランで見かけるルッコラには、特徴の異なる2タイプがあります。
タイプ1. おなじみの優しい味 「ルッコラ・コルティヴァータ」
フランス料理では「ロケット(roquette)」、北米では「アルガラ(arugula)」と呼ばれる、ポピュラーなルッコラです。 葉は丸みがあり柔らかく、味わいは比較的マイルドで、噛むとナッツのような香ばしさが広がります。
・サラダのベースに / 辛みや苦みは穏やかなので、ボウルいっぱいに盛り付けて、サラダのボリュームを出すメインベースとしてムシャムシャ食べるのに最適です。アメリカなどではレタスやケールと並ぶサラダの主役としてポピュラーな存在です。

タイプ2. パンチの効いた野生派 「ルッコラ・セルバチカ」
2026年2月のとうほくやさい便でお届けしたのはこちらのルッコラです・コンビネーションを活かしたサラダに / セルバチカの鋭いパンチは、生ハムの塩気、チーズのコク、フルーツの甘みといった風味と合わさると、お互いを引き立て合って最高に美味しいサラダになります。
・アクセントの飾りとして /少量でも存在感があるため、サンドイッチの具に忍ばせたり、お料理のサイドに添えて、味をピリッと引き締める役割を与えます。

とうほくやさい便でお届けしたルッコラ・セルバチカの作り手、 宮城県川崎町 石井あきこさんにお話をお伺いしました。
作り始めたきっかけは、アメリカで食べたサラダ
石井さんがルッコラの栽培を始めたきっかけは、アメリカのアリゾナ州セドナへ行った時に、ルッコラがたくさん入っていた美味しいサラダを食べたご経験から。日本でも種が入手できたため、栽培を実現されました。日本で作り始めてからは、石井さんの畑の土壌の性質とうまくマッチしたようで、向こうで食べたものより苦味が少なく旨味が強いことを感じられているそうです。
栄養価の高い雑穀にも注目されている石井さん
石井さんはかつて4年ほどアメリカにお住まいになられていたことがあり、それは現在の幅広いジャンルの野菜づくりにもつながっています。アメリカで召し上がっていたサラダについては、様々な野菜や果物がふんだんに使われ一皿で元気がもらえるような満足感があったそうです。またデリで見かける雑穀(ヒエやアワなど)がたっぷり入ったサラダについては、雑穀にはミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、日常の食事の中で自然に取り入れられている点に関心を持たれました。日本でも白米だけでは補いきれない栄養を補う食材として、石井さんは栽培の検討もされていたりと注目なさっています。
