トマトはひと夏の恋。アスパラガスは長年のパートナー。(よむ月替わり通信 2026.4)

トマトはひと夏の恋。アスパラガスは長年のパートナー。(よむ月替わり通信 2026.4)

実は、アスパラガスは他の野菜とは少し時間の流れが違うのをご存知でしょうか。

一般的に流通している野菜の多くは、数ヶ月でサイクルが終わる「単年生」ですが、今回スポットを当てたいのは「多年生」のアスパラガス。収穫までに約3年を要し、その後10年以上にわたって収穫できるという、非常に生命力の強い野菜です。

単年生野菜

多くの野菜 ( トマト ・ キュウリ ・ キャベツなど )

収穫まで ・・・

種まきから数ヶ月で収穫可能

栽培サイクル ・・・

毎年種まき ・ 植え替えが必要

多年生野菜

アスパラガス

収穫まで ・・・

植え付けから約 3 年かかるが、長く収穫できる

栽培サイクル ・・・

一度植えれば 10〜15 年以上生き続ける

3年かけてじっくり育てるアスパラガスのタイムライン

アスパラガス栽培のタイムライン:とうほくやさい便作成

ふだん食べているのは若い茎の部分。伸びていくと なんとも素敵な木になる。

アスパラガスは多年生草本植物で、その若茎は世界中で広く食用に供されています。茎が成長してくると、ふさふさした繊細な葉を茂らせます。これが美しく、昔は鑑賞する植物として楽しまれているものでした。

葉は、茎葉や擬葉と言われています。細かい針状の擬葉に、釣りがね状の花が咲き、秋になると赤い実をつけます。このように見どころがたくさんありますが、根元から出てくる茎が可食部として若いうちに収穫されています。

アスパラガスを安定して収穫するには、茎の数を制限したり、余分な枝を払ったりして茎葉を最適化することによる萌芽の促進が欠かせません。風などの揺れに弱い茎をしっかり支え、オフシーズンも環境を整えながら育てることが必要になります。

このように緻密な維持管理が求められるため栽培難易度の高い品目といえます。

美しいアスパラガス・ツリーの画像:とうほくやさい便作成

うれしい栄養も摂れます  ルチン Rutin

アスパラガスはポリフェノールのルチンが豊富。春のやわらかな味わいに加え、体にやさしい栄養が魅力です。

効果

期待される健康効果

毛細血管を丈夫にする

全身の血流を整え、栄養が体の隅々まで行き渡るのを助けることで、健康的な体づくりをサポート。

抗酸化作用

体の酸化(老化・ダメージ)を防ぎ、若々しさを維持する助けとなります。

含量比較

100g あたりのルチン量

アスパラガス 30-70mg
そば粉 14mg
玉ねぎ 10mg
ルチンはそば粉に多く含まれることで知られていますが、野菜の中ではアスパラガスがダントツです。
部位

穂先に最も多く含まれる

穂先 中部 基部
最多
穂先の約15%
穂先の約8%

ルチン含量の割合

季節

春どりが最もルチン豊富

いまここ
4〜5月
約 70mg
夏秋
7〜9月
約 30mg

 

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